昨日、玉名で自主上映された映画「チェルノブイリハート」を観てきました。
1986年におきたチェルノブイリの原発の爆発事故から16年後の
ベラルーシ近辺の現状を撮った、ドキュメンタリー映画です。
チェルノブイリハート公式サイト→http://www.gocinema.jp/c-heart/
2つの短編から成る映画。
一つ目は、子供たちの現状。
原発以来、奇形、水頭症で産まれてくるベビーが多発。
ミンクス市内では産まれてくる赤ちゃんが健常児である
確立が15%〜20%だという現実。
少年、少女の甲状腺がん、心臓病の増加。
原発事故との因果関係があきらかになっていないため
ほとんどの人たちが国の補助を受けられないでいるという。
今も、汚染地域に居住する住民たち・・
観ていてとてもつらい・・つらい映像です。
子供たちの苦しむ姿は、決して遠い国の話ではないのです。
もうひとつの短編は
事故発生時、チェルノブイリから3キロ離れた場所に住んでいた
当時10歳だった青年が、今では廃墟となった町に戻り
住んでいた団地を訪れる(もちろん今も強制退去区域なので
人は住めません)
「幸せだった。ずっとここに住んでいたかった。くやしい。悲しい。」
彼の虚無感が伝わってくる。
重い虚無感。
目を覆うほどの映像に、悲しくて、胸が重苦しくなりますが
ぜひ皆さんにも観ていただきたい映画です。
これは近い将来の日本なのかもしれません。
今、育っている子供たち。まだ産まれていない子供たちにも影響することなのです。
知らなければならないと思います。
上映後、いろんな方から発表がありました。
東京から子供と共に自主避難された女性のお話ですが
放射能ホットスポットとして名前を挙げられている文京区に住んで
いたそうですが。目に見えない放射能がいったいどの位の単位
どこにあるのか?ということを、子供のお母さん達と自主的にお金を
出し合い、高額なレンタル料の軍用の測定器を借り、計測したところ
自宅付近ではかなりの高い数値が計測されたそうです。
九州にはたくさんの被災地からの避難者がいます。
これからも増え続けることだと思います。
そんな中、熊本県では年間、5万トンの瓦礫を受け入れることが可能
と震災発生翌月の今年4月に発表しています。
すべての瓦礫が汚染されているという訳ではないですし
安全に焼却処理を行うことが可能な指針を国は発表していますが
今のこの時点でどこまで国を信用できるのでしょうか。
放射能に汚染された瓦礫の受け入れを反対する署名運動などを
する動きが、増えてきています。
今一度、情報を整理し、それぞれが今後の日本を考えなければ
ならないと思います。
NHK時事公論「解説委員室ブログ」
私たちは何も考えずに、原発があるために
便利に暮らしてきたのです。
原発が危険で反対なのはもちろん当たり前ですが、
便利に生活してきた私たちが、今更手のひらを返したように
原発反対を訴える何かそれも妙な感じがしてなりません。
願うのは、世界中の子供たちがつらい思いをせず
幸せに暮らせますように。笑顔でありますように。
そのために私たちが出来ること。それはまず、現実を知ること
そして考えることなのでは、ないでしょうか。
1986年におきたチェルノブイリの原発の爆発事故から16年後の
ベラルーシ近辺の現状を撮った、ドキュメンタリー映画です。
チェルノブイリハート公式サイト→http://www.gocinema.jp/c-heart/
2つの短編から成る映画。
一つ目は、子供たちの現状。
原発以来、奇形、水頭症で産まれてくるベビーが多発。
ミンクス市内では産まれてくる赤ちゃんが健常児である
確立が15%〜20%だという現実。
少年、少女の甲状腺がん、心臓病の増加。
原発事故との因果関係があきらかになっていないため
ほとんどの人たちが国の補助を受けられないでいるという。
今も、汚染地域に居住する住民たち・・
観ていてとてもつらい・・つらい映像です。
子供たちの苦しむ姿は、決して遠い国の話ではないのです。
もうひとつの短編は
事故発生時、チェルノブイリから3キロ離れた場所に住んでいた
当時10歳だった青年が、今では廃墟となった町に戻り
住んでいた団地を訪れる(もちろん今も強制退去区域なので
人は住めません)
「幸せだった。ずっとここに住んでいたかった。くやしい。悲しい。」
彼の虚無感が伝わってくる。
重い虚無感。
目を覆うほどの映像に、悲しくて、胸が重苦しくなりますが
ぜひ皆さんにも観ていただきたい映画です。
これは近い将来の日本なのかもしれません。
今、育っている子供たち。まだ産まれていない子供たちにも影響することなのです。
知らなければならないと思います。
上映後、いろんな方から発表がありました。
東京から子供と共に自主避難された女性のお話ですが
放射能ホットスポットとして名前を挙げられている文京区に住んで
いたそうですが。目に見えない放射能がいったいどの位の単位
どこにあるのか?ということを、子供のお母さん達と自主的にお金を
出し合い、高額なレンタル料の軍用の測定器を借り、計測したところ
自宅付近ではかなりの高い数値が計測されたそうです。
九州にはたくさんの被災地からの避難者がいます。
これからも増え続けることだと思います。
そんな中、熊本県では年間、5万トンの瓦礫を受け入れることが可能
と震災発生翌月の今年4月に発表しています。
すべての瓦礫が汚染されているという訳ではないですし
安全に焼却処理を行うことが可能な指針を国は発表していますが
今のこの時点でどこまで国を信用できるのでしょうか。
放射能に汚染された瓦礫の受け入れを反対する署名運動などを
する動きが、増えてきています。
今一度、情報を整理し、それぞれが今後の日本を考えなければ
ならないと思います。
NHK時事公論「解説委員室ブログ」
汚染がれき・処理の課題→http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/93918.html
私たちは何も考えずに、原発があるために
便利に暮らしてきたのです。
原発が危険で反対なのはもちろん当たり前ですが、
便利に生活してきた私たちが、今更手のひらを返したように
原発反対を訴える何かそれも妙な感じがしてなりません。
願うのは、世界中の子供たちがつらい思いをせず
幸せに暮らせますように。笑顔でありますように。
そのために私たちが出来ること。それはまず、現実を知ること
そして考えることなのでは、ないでしょうか。
- 2011.09.11 Sunday
- 映画
- 10:29
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